景気がどんどん悪くなり、将来のお金に対しての不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。お金は貯めるのではなく、増えるような施策を取ることが大切です。お金を増やすために最近よくメディアなどで取り上げられているのが「iDeCo」です。しかし、iDeCoと聞いてもどのようなものでどのようなメリットデメリットがあるのかよくわからないと思います。
そこでこの記事では、iDeCoとは一体なんなのか。どのようなメリットデメリットがあるのかを初心者でもわかりやすいように詳しく解説していきます。
iDeCoとは個人型確定拠出年金のこと
iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことです。国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せされ、老後の資金作りを目的としている年金制度です。加入者が掛け金を出し、金融商品を選んで運用を行います。積み立てた資産は60歳以降に分割もしくは一括で受け取ることができます。
iDeCoは、2017年1月から自営業や会社員、公務員、主婦など20歳以上65歳未満の方であれば誰でも加入することができるようになりました。
しかし、以下の項目に該当する方はiDeCoへの加入ができませんのでご注意ください。
iDeCoを利用できない人
・65歳以上の方
・国民年金保険料を払ってない方
・国民年金保険料の免除や納付の猶予を受けている方
・農業者年金に加入している方
中には企業型確定拠出年金を導入している企業に務めている方もいらっしゃるかもしれません。これまではiDeCoとの併用を認められていなければiDeCoへの加入はできませんでしたが、2022年10月からは事業主の掛け金が拠出限度額に満たない場合は本人の意志だけでiDeCoに加入が可能です。
iDeCoでの掛け金は個人で異なる
iDeCoでは毎月掛け金を支払い運用を行っていきます。この掛け金は個人によって異なります。ただし掛け金の最低金額と上限額は決まっていますので、その範囲で選択する必要があります。
掛け金の最低金額は月額5,000円で年間6万円です。掛け金の上限は、個人によって異なりますが第1号被保険者(自営業など)の場合は、月額68,000円で年間81.6万円となります。iDeCoの掛け金は、国民年金基金もしくは国民年金付加保険料を合わせた金額です。
ちなみに、iDeCoでは一度支払った掛け金は基本的には60歳まで引き出すことはできません。
iDeCoを始める3つのメリット
次にiDeCoのメリットを解説していきます。
iDeCoのメリット①税金が安くなる
iDeCoで支払った毎月の掛金は全額が所得控除の対象となります。つまい、税金が安くなるということです。年末調整、確定申告などを行うことで住民税や所得税などの課税対象となる所得からiDeCoの掛け金を控除することで所得税や住民税の負担を減らすことができます。
iDeCoのメリット②増えた利益に税金がかからない
投資信託の売買などを行うことによって手にした利益、定期預金の利息には税金が発生します。しかし、iDeCoを通して購入した投資信託や得た利益には税金が発生しません。そのため効率的に老後の資金を用意することができます。
iDeCoのメリット③積み立てたお金を受け取る時に控除枠が使える
iDeCoで積立を行い、そのお金を受け取るときは一度で受け取る「退職所得控除」、分割で受け取る「公的年金等控除」が適用されます。
iDeCoで注意すべき3つのデメリット
メリットがあればもちろんデメリットもあります。iDeCoのデメリットもしっかり理解した上で運用を行うのかを判断しましょう。
iDeCoのデメリット①60歳以降にならないとお金を受け取れない
iDeCoは原則として60歳以降にならなければ、お金を受け取ることができません。なぜこのようなルールが設けられているのかというとiDeCoは老齢給付金として受け取ることを目的としているからです。
急にまとまったお金が必要になったとしても、簡単に引き出すことはできません。60歳で受け取る場合も拠出期間が10年以上でなければいけません。つまり60歳になったとしても、拠出期間が10年未満であれば、最長で65歳までは受け取ることができないというわけです。
iDeCoのデメリット②途中で解約ができない
iDeCoは途中で解約することはできません。一度iDeCoをスタートさせたら60歳まではお金を引き出すこともできませんので、必ず運用を行わなければいけないことになります。
解約はできませんが、月々の掛け金を減らしたり一時的に休止することは可能です。
iDeCoのデメリット③元本割れする場合がある
iDeCoの運用方法はいくつかありますが、投資型を選び運用がうまくいかなければ元本割れとなる可能性もあります。絶対お金が増えるわけではないことを肝に銘じておきましょう。
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老後の資金を貯めるためにiDeCoを始める方が非常に多いですが、iDeCoは途中で解約できない、60歳までお金を受け取ることができないなど多くのデメリットがあります。人生は長いですし、いつまとまったお金が必要になるか分かりません。
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【まとめ】iDeCoよりも簡単に資産を作るならオンライン配当型プロジェクトEVERがおすすめ
今回は老後の資金作りとして注目されているiDeCoについて解説しました。iDeCoは、誰でも始めることができますがルールが多いため合う人と合わない人が極端に分かれるかもしれません。自由にお金を使うことができる方がよい方はオンライン配当型プロジェクトEVERがおすすめです。
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